三原市で知人男性を包丁で刺して殺害した罪に問われている男の初公判で、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、三原市田野浦の塗装工・池田照男被告は去年7月、自宅で知人の石川健志さんの左胸を包丁で突き刺し、殺害した罪に問われています。
きょうの初公判で池田被告は「違いはありません」と起訴内容を認めました。
検察は「被告人は元同僚である被害者が自宅に殴りこみに来るため、返り討ちにすることを決意した」と指摘。「包丁を刺したのは自分の身を守るための行為ではない」と主張しました。
一方、弁護側は「包丁を見せれば部屋の中に入ってこないと考えた。緊急状況における過剰防衛が成立する」と反論しました。
明日の公判では被告人質問が予定されています。