列車の中で16歳の女性2人に対しそれぞれ体を触った罪に問われた広島県警の幹部職員の男の初公判で、男は「全て間違っています」と起訴内容を否認しました。

起訴状などによりますと、県警科学捜査研究所の管理官田中雅史被告(59)は、今年4月17日と22日にJR五日市駅から横川駅間の列車内で、いずれも16歳の女性に対し太ももや尻を触った罪に問われています。
15日の初公判で田中被告は、「全て間違っています」と起訴内容を否認しました。

検察は「被告人が自宅から職場に行く際、通学していた女性2人に対し頻繁に犯行を行っていて女性は被告人の存在を把握していた」と指摘。
さらに、「女性は触られたため、立ち位置をずらしたが被告人は犯行を継続した」と主張しました。

一方、弁護側は被告人が犯行を行っていないとして無罪を訴えています。

テレビ新広島
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