若狭町は事務処理を誤り、町民約2500人分の後期高齢者医療保険料、合わせて8000万円余りを徴収できなくなったと発表しました。
 
町によりますと、後期高齢者医療保険料は75歳以上の年金から引き落とす「特別徴収」をしていますが、2025年10月から2026年2月分の2493人分、合わせて8054万9000円が引き落とせない事が分かりました。今年7月に町の担当者が日本年金機構へのデータ送信をした際、処理手順を誤ったことが原因だということです。
 
日本年金機構からのお知らせに保険料徴収の記載がないと町民から問い合わせがあり判明しました。  
  
今後の対応について町は、手数料を町が負担したうえで、町の窓口や口座振替などでの支払いを求めるとしています。
  
また、制度の仕組み上、2026年9月までは特別徴収ができないため同様の方法で支払いを求め、2026年の10月からは特別徴収に戻すとしています。
   
若狭町は確認体制を強化するなど、再発防止策を徹底するとしています。

福井テレビ
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