愛媛県は10日、宇和海で5月以降に発生した2種類の有害プランクトンによる赤潮が、終息したと発表しました。養殖魚の被害が金額にして約8000万円出たとしています。

愛媛県によりますと、2種類の有害プランクトンは「コクロディニウム・ポリクリコイデス」と「カレニア・ミキモトイ」です。

「コクロディニウム・ポリクリコイデス」による赤潮は、愛南町の御荘湾の一部で5月8日から発生。危険濃度は最大で約10倍になりました。「カレニア・ミキモトイ」による赤潮は、宇和島湾で7月11日に発生。このあとは宇和海の全域で確認され、宇和島市吉田町では危険濃度の約80倍になりました。

この2つの赤潮は、全ての調査ポイントで10月1日~3日の間に見つからず、対岸の大分県でも確認されてないことから、愛媛県は終息したと判断しました。

漁業の影響は「カレニア・ミキモトイ」による赤潮で発生。ヒラメ・ブリ・クロマグロ・マダイ、シマアジなど7種類の養殖魚で、金額にして8038万円の被害が出たということです。

愛媛県は、赤潮発生のリスクは海水温の低下に伴い低くなるものの、引き続き監視に努めるとしています。

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テレビ愛媛
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