愛媛県西条市の「西条まつり」は15日未明に伊曽乃神社の宮出しが行われ、約80台のだんじりとみこしが境内に集結して、闇夜に差し上げを披露し、提灯の灯りが秋夜に舞いました。
かき手たち:
「よいとさーよいやさー」
西条まつりは未明に伊曽乃神社の祭礼が開幕。待ちわびたかき手たちの威勢のいいかけ声とともに、約80台のだんじりとみこしが神社の参道を通り境内へ。時折小雨が降り、だんじりには雨除けのシートが被せられていたものの、提灯に照らし出された時代絵巻の彫刻が、秋夜の闇に幻想的に浮かび上がります。
本殿前では、重さ約800キロもあるだんじりが入れ替わりで次々と頭上に高々と差し上げられました。雨をもものともしないかき手たちの力強いかけ声と熱気。差し上げが決まると見物客から拍手が送られました。
かき手の男性:
「いま最高ですね」
「松山から来たんですけど毎年来てます。自分ところのだんじりを大事に大事に担いで、みんなで楽しむそんな祭り」
観客の女性:
「歌うたいながら提灯がユラユラするのがすごい見てて好きです。まずは安全で平和であしたも晴れたらいい」
伊曽乃神社の祭礼は16日夕方、加茂川の「川入り渡御」の神事でクライマックスを迎えます。
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