今年度の上半期で倒産した県内企業は78件で、4年ぶりに減少に転じたものの、物価高や人手不足を背景に、倒産件数は高い水準で推移しています。

民間の調査会社「帝国データバンク」によりますと、今年4月から9月にかけて、倒産した県内企業は去年の同じ時期と比べて5件少ない、78件でした。

上半期ベースでは4年ぶりに減少したものの、2000年以降の平均、「61.5件」を上回っていて依然として高水準となっています。

業種別では資材高や人手不足を背景に、建設業が最も多く「20件」、次いでサービス業が「18件」、小売業が「17件」などとなっています。

倒産した企業の8割以上が従業員10人未満で、倒産件数は今後も高止まりで推移するとみられています。

仙台放送
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