鹿児島大学医学部の出身で、ベストセラー「泣くな研修医」の著者、中山祐次郎さんが国語の教師に向けて講演し、文章を書く上で大切にしていることを語りました。

外科医・作家 中山祐次郎さん
「泣くな研修医シリーズは、ひたすら私の経験をテーマにしている」

この講演会は、国語教育の向上を目的に県内の中学教師で作る研究会が開催しました。登壇した中山祐次郎さんは鹿児島大学医学部出身の現役の外科医で、2020年に初めての小説「泣くな研修医」を出版し、シリーズ累計の発行部数70万部のベストセラー作家になりました。

小説では「難しい言葉は極力使わず、文法を守っている」と話した上で、大切にしていることを次のように語りました。

中山祐次郎さん
「私のポリシーは『神は細部に宿る』のではなく、『神は細部にしか宿らない』」

参加した教師らは、作家の視点から教育のヒントを得た様子でした。

講演を聞いた人
「言葉を大事にしたいと私自身思った」
「講演にあった“真実を”というところを突き詰めていって、子どもたちにとって大切なことは何かまた改めて考えていきたい」

鹿児島テレビ
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