神通川の天然アユを増やそうと、富山市にある神通川アユ・マス増殖場ではアユの採卵作業が行われています。
秋の神通川は産卵を控えた子持ちアユのシーズン。
富山漁協ではこの時期にアユの採卵作業が行われます。
14日は組合員がコロコロ釣りと呼ばれる漁法で卵を産む直前の子持ちアユを捕獲。
15日朝は富山市吉倉にある増殖場でそのアユから卵を採取し、受精させる作業が行われています。
*担当者は
「卵は山吹色ですね」
メスから1匹あたり約2万粒の卵を採卵し、あらかじめオスから採取した精子をかけて受精させます。
卵は2週間ほどで孵化するそうで、今シーズンは300万匹ほどのアユを育て、来年4月初旬に神通川に放流する予定です。
*富山漁協 城川幸弘理事
「希望は神通川をアユでたくさんの川にしたい。ここ2~3年アユが小型化しているからできるだけ大きなアユに育てたい」