県職員の給与やボーナスについて、県人事委員会は14日に山口知事に引き上げを勧告しました。上げ幅は34年ぶりに3%を超えました。
県人事委員会は14日に県職員の平均給与を3.07%、ボーナスを0.05カ月分引き上げるよう山口知事に勧告しました。
給与の上げ幅が3%を超えるのは1991年以来、34年ぶりです。
今年4月の県職員の平均給与は35万7980円で、県内101の民間の事業所と比べ1万1000円あまり下回っていました。
これを受け、勧告では、人材確保の観点などから初任給は大卒が1万3700円、高卒が1万4200円引き上げるべきとしています。
また、初任給以外は若年層に重点を置きつつ、幅広い年齢層での引き上げを勧告しています。
勧告通り引き上げられた場合、県職員の年収は41歳の平均で20万5000円増え、617万2000円となります。
県の試算では、全体の人件費として約42億円増えるということです。