2025年度上半期の岩手県内の企業倒産は令和以降最多となった2024年度と同じ39件で、負債総額は35億円余りに上っています。

東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、2025年4月から9月までに1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内の企業は39件で、2024年度と並び令和以降最多となりました。

負債総額は35億5600万円で、2024年度を20億円余り下回り、4年ぶりの減少となっています。

産業別では「サービス業」の倒産が10件と最も多く、次いで「建設業」が8件などとなっています。

東京商工リサーチでは「コロナ禍で受けた融資の返済の本格化や物価・人件費の高騰による、”息切れ倒産”が目立っている」と分析しています。

また「12月からは最低賃金が引き上げとなるが、体力の乏しい企業は変化についていけなくなる可能性があり、各企業で事業継続のための手段を見直す必要性が高まっている」としています。

岩手めんこいテレビ
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