秋田県内では詐欺被害が後を絶ちません。これを受け、秋田市で詐欺被害防止などを呼びかけるイベントが行われました。
このイベントは、11日から始まった全国地域安全運動に合わせて県警と県が企画しました。
県内では、2025年9月末までに詐欺被害が125件発生していて、被害額は7億2000万円以上に上ります。
最近の詐欺事件の手口として、番号がプラスから始まる国際電話からの連絡が増えていることから、イベントでは国際電話の利用を休止する手続きができるブースが設けられました。
また、会場ではセキュリティ性が高い玄関の鍵などが紹介され、訪れた人たちは楽しみながら防犯への意識を高めていました。
訪れた人は、「知らない番号から電話がかかってくることが最近多い。あやふやな情報には惑わされないように気を付けたい」「お年寄りが家族に多いので、注意を促したい」と詐欺被害防止への意識を高めていました。
県警察本部生活安全企画課次長・樫尾正樹さん:
「県民一人一人が被害防止の意識を高めて、詐欺被害防止に努めてほしい。特殊詐欺被害防止のほか、女性や子供の犯罪被害防止や住宅対象窃盗被害防止について地域の安全・安心に努めていきたい」
全国地域安全運動は10月20日まで展開されます。