10月11日、宮崎県小林市の生駒高原で開かれたこちらの結婚式。
企画・運営したのは、地元の高校生です。
「市内に結婚式場がない」という課題を逆手に取り、地元の魅力を生かした唯一無二の結婚式を開催しました。
一面に咲き誇るコスモスを背景に生駒高原で結婚式を挙げたのは、都城市の杉木啓能さんと夏美さん夫婦です。
新婦・夏美さんは小林市出身。
結婚式は、「市内に結婚式場がない」という地域の課題に対して、小林秀峰高校の商業マネジメント科と情報ソリューション科の3年生が中心となって企画しました。
生徒たちは今年4月から準備を進め、当日は会場の装飾や運営を担いました。
台風の影響が心配されましたが、青空のもと観光客にも祝福され、生駒高原で初となる結婚式は無事成功しました。
(新郎・杉木啓能さん)
「結婚式を元々挙げる予定がなかったが、これは良い機会だからやってみようと思ってお願いしました」
(新婦・杉木夏美さん)
「地元でこういう良いロケーションの中(結婚式を)挙げられて、式を挙げて良かったなと思います」
(小林秀峰高校3年 森茂愛姫さん)
「達成感で気持ちがいっぱいです」
「きょうの反省を後輩たちに伝えて、その反省を踏まえて来年も式を挙げてほしいと思います」
結婚式の実現に向け生徒たちは、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングにも挑戦。目標180万円に対し1億3000万円以上の寄付金が集まったそうです。