BBTが贈る卒うたプロジェクト。

巣立ちのときまで半年を切った高校3年生の青春の1ページをお伝えします。

今回は富山中部高校。伝統の体育大会、最後の舞台に魂を燃やす団長をカメラが追いました。

頭脳と体力をぶつけ合う富山中部高校の体育大会。

生徒は朱雀・青龍・玄武・白虎の4つの団に分かれ、3年間変わらないのが伝統です。

今年、総合優勝4連覇がかかる玄武団を率いる団長の海見航太郎さんです。

県内屈指の進学校である富山中部。

授業に臨むその表情は真剣味に溢れています。

*海見航太郎団長
「家帰ってからあまり(勉強の)時間がないので週末にまとめて(勉強を)やってある。このあとは弁当を食べてあるので団活動の準備です」

7月、本番までおよそ2カ月。3年生は応援合戦のパフォーマンスを考えていました。

*石坂皓哉応援団長
「正直かなりヤバイと思う。今頑張ってやってます」

本番まで2週間に迫ったこの日。団員180人揃っての練習が始まりました。

競技の練習にも熱が入ります。

*海見航太郎団長
「団員全員が揃ったのをみると、玄武として勝ちたい。玄武としての強さを保たなければいけない責任をみんなを見て思った」

本番まであと一週間。応援合戦もだんだん形になってきました。

*海見航太郎団長
「だいぶ良い感じになってきた。これまで通り変わらず自分が1番頑張る姿を見せられればいいのかなと思う」

迎えた本番。ついに3年生にとって最後の舞台がやってきました。

*海見航太郎団長
「練習試合でも勝ってたのでしっかり勝ち切れた。もう最後だしこのまま応援合戦も
良い流れでいけるので最高」

優勝見えてきた?
*海見航太郎団長
「見えてます」

いよいよ1番多くの時間を割いてきた応援合戦。各団、趣向を凝らしたパフォーマンスが輝ります。

多くの競技で優勝をかさねた玄武団。優勝への期待が高まります。

「総合次勝・・玄武団」

結果は総合2位。4連覇とはなりませんでした。

それでも仲間と駆け抜けた達成感。そして仲間への感謝に満ち溢れていました。

*海見航太郎団長
「自分にはないスキルを持っていたり、自分では思いつかないこともあって、団長としてついてきてもらったというよりはみんなで頑張れた。横一列で頑張れた。幹部(団役員)がいなかったらこんなに良い成績は獲れなかっただろうし。感謝しかないです」

富山テレビ
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