「スポーツの日」の10月13日、陸ではない意外な場所で、体育大会が開かれました。その場所とは、船の上です。
名古屋港ガーデンふ頭に停泊する南極観測船「ふじ」では、かつて南極と往復2カ月半の航海をしていた頃、乗組員による体育大会が行われていたそうです。
その種目は「けん玉」です。一見地味な種目ですが、長い航海のレクリエーションとして船内で流行したそうで、チーム全員が成功するタイムを競います。
続いては「大縄跳び」です。硬い甲板の上は船の微妙な揺れも加わり、なかなかうまくいきません。
それでも、大学生中心の若手チームが60回成功しました。
参加者ら:
「めっちゃきつかったです」
「土でやるよりも(甲板が)硬くてやりにくかった」
「長旅の中でのレクリエーション、楽しみをもつことはすごく必要だし、今までの歴史の中で出来上がってきたのかな」
優勝チームには、観測船定番のご飯とインスタント麺が贈られました。