パレスチナ自治区ガザの停戦を受けて、イスラム組織ハマスは拘束している人質の解放を始めました。
イスラエルのテルアビブから、FNNイスタンブール支局・加藤崇記者が中継でお伝えします。
テルアビブは2年前から人質の解放を願う場になっています。
後ろに見える737日という数字は、ハマスがイスラエルを襲撃した日から時を刻み続けているものです。
13日は朝から数千人が集まっていて、人質が解放される情報が出されるたびに歓声が上がっていました。
13日に解放されるのは、48人のうち生きている方20人で、日本時間午後2時過ぎに7人が解放され、解放された人質の男性と母親が話す動画が公開されました。
解放されたイスラエル人の母:
帰ってきて、みんな帰ってきて。愛してる。神様、戦争が終わってよかった。戦争は終わったの。帰ってきて。あなたは私の命。もう戦争はないのよ!
この後も、別の場所から13人の人質が順次解放される予定です。
一方で、死亡した人質28人の解放は遅れる可能性が出ていて、イスラエルが収監しているパレスチナ人の釈放がどのようにして進むのかは分かっていません。
こうした中、アメリカのトランプ大統領は日本時間の午後4時前に到着しました。
この後、人質家族に会い、国会で演説する予定です。
また一部メディアは、条件が整えばトランプ氏が電撃的に解放されたばかりの人質に会う計画があると報じています。
トランプ氏はその後、エジプトを訪問し、20カ国以上の首脳が出席する国際会議に議長として参加する予定です。
トランプ氏が和平案に対する各国の支持を取り付け、戦闘の終結につなげられるのかが焦点となります。