旧延岡藩主・内藤家旧蔵の能面を使った「のべおか天下一薪能」が11日、延岡市で上演されました。
今年の「のべおか天下一薪能」は、延岡城址での会場設営や運営スタッフの確保が課題となり、去年に続き、屋内での公演となりました。
女武者が主人公となる能「巴」と半能「白鬚」では、天下一の銘のある能面を付けた観世流シテ方・片山九郎右衛門さんとワキ方宝生流で人間国宝の宝生欣哉さんが共演し、厳かに、時に勇壮に舞を披露しました。
また、白鬚では、地元の中学生2人も天女と龍神の役を演じました。
会場には、県の内外からおよそ600人が訪れ、幽玄の世界を堪能していました。