標高2千メートル級の山々が連なる大雪山系。
山頂付近が雪化粧し、北海道最高峰の旭岳では、平年より14日遅い初冠雪となった。
ロープウェイの姿見駅周辺も雪に覆われ、観光客が冬の訪れを感じていた。
「楽しみです、雪の中を歩けるの」(栃木県から来た人)
「大感動ですね、びっくりしました」(横浜市から来た人)

道内の上空に、強い寒気が入り込み、最低気温は上川町で1.1度を観測。
日中も道北を中心に気温が低く、和寒町や遠軽町白滝では、気温が10℃に届かず、この秋一番の肌寒さに。
「9日朝(ストーブを)点けました。一度たいてみて、においなどするから」
「朝10分位(ストーブ)たいた」
「まだ点けていない。10月30日に(ストーブを)点ける。(Q:決めているんですか?)節約です」(いずれも札幌市民)

灯油価格は高止まり
いよいよストーブなど暖房のシーズンがやってくるが、気になるのが灯油の価格。
2025年2月、1リットルあたり史上最高の132円台となった灯油価格は、6月以降、政府の補助金で5円程下がったが、10月8日は128.3円。
1年前の10月に比べ、7円ほど高く、高止まりの状態に。

ストーブによる事故も
さらに、10月9日朝はストーブをつけていた住宅で火事も。
札幌市手稲区曙6条1丁目の2階建ての住宅で火事があり、80代の女性が消防に救助された。
警察によると、1階のストーブ付近の燃え方が激しく、関係者の話では、この住宅では、ストーブを出したばかりだったという事だ。

札幌市では、2024年、ストーブによる火災が29件発生している。

暖房器具を安全に使うためには、シーズン初めの今の時期に、点検する事が必要だ。

点検怠ると一体どうなる…
これは石油ストーブの実験映像だ。

ストーブの空気取り込み口にほこりがたまっていると、異常な燃焼をする恐れが。

また、燃焼筒が正しくセットされていないと、ストーブ内で炎が広がり危険。
日に日に冷え込みが強まる中、暖房をつける前の点検が大切だ。
