長崎税関は、麻薬を輸入しようとした関税法違反の疑いで、菊陽町に住む男を熊本地検に告発した。男は調べに対し、「お金がもらえると思って荷物を受け取ろうとしたが、中身は合法な物だと思っていた」と容疑を一部否認しているという。

「荷物を受け取れば金をもらえると」

告発されたのは、菊陽町津久礼に住むタクシー運転手・篠崎進容疑者(43)。

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長崎税関によると、篠崎容疑者は2025年7月に麻薬成分『THC』を含む液体254.69グラムを、アメリカから日本に密輸しようとした関税法違反の疑いが持たれている。

成田空港で輸入品の検査をしていた麻薬探知犬が今回の荷物に反応し、税関職員が液体を発見。液体は粘度の高いもので、紙やタオルに包まれた状態で、送られていたという。また、熊本県警は麻薬取締法違反の疑いで、篠崎容疑者を10月10日付で書類送検した。

調べに対し篠崎容疑者は、「共犯者とSNSでやり取りをし、荷物を受け取れば金がもらえると思って了承した。荷物を受け取ろうとしたことは間違いないが、合法な物だと思っていた」と容疑を一部否認しているという。

警察は共犯者や入手経路についても調べを進めている。

(テレビ熊本)

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