富山県内初の夜間中学の開校に向けた協議会が開かれ、設置場所は富山市の雄峰高校が「最も親和性が高い」ととりまとめられました。
一方で、在校生や学校運営に支障が出ないか懸念する声があがりました。
国が各都道府県に少なくとも1校の設置を呼びかけ、県教委が2027年度の開校を目指す夜間中学。
設置場所の方針案は、既存の県立学校を活用する形で検討が進められています。
10日の協議会で県教委は、全県から通いやすい富山市内で、公共交通機関の利便性が良い学校として、雄峰高校・富山工業高校・富山中部高校・呉羽高校の4校を候補として提示しました。
その上で施設のバリアフリー化なども踏まえ、委員からは、雄峰高校と富山中部高校を推す意見が目立ちました。
一方で、雄峰高校は定時制でもあり夜の時間帯に学ぶ生徒もいることなどから、学校運営に支障が出ないか懸念する声があがったものの、協議会は「雄峰高校が最も親和性が高い」として意見をまとめました。
設置場所の方針案は、来週開かれる県教委の定例会議で決定することになっています。
また、夜間中学の学校名は来月にかけ公募して決めるということです。