カープです。
レギュラーシーズン最終戦から1週間も経たないうちに、選手たちは早くも来シーズンに向けて10日きょうから始動。秋季練習が始まりました。

【岡野キャスター】
「澄み切ったきれいな青空が広がっているマツダスタジアムです。選手たちにとっては厳しい鍛錬の秋がスタートしました」

午前中から選手たちは外野でのランニングやキャッチボールなどで練習がスタート。
今シーズン、先発ローテの一角として自己最多7勝をマークした森も初日から練習に参加。
キャリアハイの成績を残した一方で本人は課題を口にし、来シーズンに向けて更なるレベルアップを誓いました。

【森翔平投手】
「いい面も悪い面もたくさん出て、すごいいい経験と勉強になったシーズンだったと思うので、今思えば、もっとできたことはあるんじゃないかと思ったりとか、反省することの方が多い気がするので、そこを(オフシーズン)つぶして、来季につなげられるように、この秋はやっていきたい」

午後からはグラウンドで野手陣がバッティング練習。
今シーズン、自己最多の123試合に出場しながらも11ホーマーに留まった末包は、来シーズン、新井監督が理想とするチームの核となる4番へ名乗りを上げます。

【末包昇大選手】
「チャンスを与えてもらいましたし、それでも継続して4番に使ってもらえなかったのは自分の実力不足ですし、ここからは個人の時間だと思うので、個人のレベルアップをしっかりやっていければと思います」

そして全体練習終了後、グラウンドで1人ノックを受けていたのが、今シーズン自己最多の出場数を記録した羽月。「基本的なところからもう一度見直す」と三好コーチとマンツーマンでおよそ1時間。
し烈なレギュラー争いを勝ち抜くべく、初日から充実したスタートを切りました。

【羽月隆太郎選手】
「土台から。プロ7年目ですけど、もう1回(見直す)。来年レギュラーとりたいなという、その一心でやっています」

【新井貴浩監督】
「練習(量)はもちろんですけど、質も上げていこうと話をしました。しっかりと秋季練習。秋季キャンプとやっていきたい」

テクニカルなところだけでなく、フィジカルも一から鍛えていくんだと新井監督が話していました。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「技術を高めるのもいいでしょうが、体力がないから技術が伴わないところもありますから。この秋は、何が足りなかったのかをしっかりと分析して、秋季練習では、技術を習得するために質の高い練習をしてもらいたいと思っている。でも質の高い練習をするためにやっぱり量もある程度こなさないと、質も上がっていかないと思う。

来シーズンの開幕までちょっと時間ありますから、ケガをするギリギリ、手前まで、ケガをしてはいけませんが、頑張ってもらいたい。体力もないと練習量をこなすことができないので、両方が必要」

羽月選手、気持ちが見えましたね。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「(羽月選手は)レギュラーとるための自分の課題は守備だと思っている」

それぞれが実りの秋にしてほしいと思います。

テレビ新広島
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