県立広島大学の職員が、サークルの活動費名目で、学生から700万円以上を不正に受け取り、ギャンブルに使っていたことがわかりました。
【県立広島大学 森永 力 学長】
「この度は誠に申し訳ありませんでした」
県立広島大学によりますと、金銭の私的流用が発覚したのは、教学課で事務を務める20代の職員です。
この職員は学生に対し、「他のサークルでお金が必要になったので、代わりに貸してほしい」などと嘘の説明をして金を振り込ませていたということです。
被害額は11団体から118回にわたり合わせて714万円に上っています。不正に受け取った金について職員は「競輪に使った」と説明しているということです。
先月末に職員本人からの申し出で不正が発覚し、10日までに全額がサークルに返金されています。大学は刑事告発については未定で、今後、処分を検討し再発防止策を策定するとしています。