石破首相は9日、ノーベル化学賞の受賞が決まった京都大学の北川進特別教授に電話でお祝いの言葉を伝えた。
首相官邸からのテレビ電話で石破首相は、「お疲れのところ大変申し訳ない」と北川氏を気遣いつつ、「この度は本当におめでとうございます」と述べた。
北川氏の受賞は、二酸化炭素(CO2)など狙った物質を吸着・貯蔵できる特殊な構造体を開発したことなどが評価されたもの。
石破首相は、「石炭や石油を燃やすと、CO2がいっぱい出る。そういう課題にも先生の研究というのは役に立つということか」と尋ね、北川氏は、「気体が出るところは、この材料をどんどん応用していけるのではないかと考えている」と応じた。
石破首相は「国としてもできるだけ支援をしたい」と述べ、研究を後押しする考えを示した。