市立小学校の児童を対象に3学期分の給食費を無償化する佐賀市の事業について市は8日、対象を全児童に拡大すると発表しました。
今回、追加で対象となったのは、特別支援学校や佐賀大学附属小学校に通う児童などあわせて735人です。
この事業は、物価高騰の影響を受けている子育て世帯を支援しようと今年度3学期分の給食費を全額補助する内容のもので、市は対象を市立小学校に通う児童としていました。
これに対し、市議会の福祉教育委員会が「公平性に欠ける」として議論し、9月補助の対象を拡大するよう求める付帯決議を提出していました。
これを受け市は8日市立小学校以外に通学する児童に、各学校の給食費の3学期分の金額を一律に個人に対し支給すると発表しました。
現在、市立小学校の給食の食材費は1食310円で一人当たりの補助額は、最大1万3950円となるということです。
市は、追加で対象となった児童の保護者に10月中に周知するとしています。
