全国的に感染者が増加しているマダニが媒介する感染症「SFTS」に新たに1人が感染し、県内の感染者は今年7人と過去最多を更新しました。
県によりますと9月28日から10月5日までの1週間で「SFTS」に感染したのは60代の男性1人で、外で農作業中に噛まれたということです。県内では感染者の今年の累計が7人と2013年の統計開始以降過去最多を更新しています。「SFTS」はマダニにかまれることによって感染し、発熱や消化器症状などを引き起こし致死率は10〜30%とされています。感染のピークは春と秋で、県は今後増加が危惧されるとして、山や草むらなどで活動する場合は肌の露出を少なくし、かまれたら自分で取り除かずすぐに医療機関を受診してほしいと呼びかけています。
一方、全国的に流行入りしているインフルエンザについて、県内の高校では2件学年閉鎖となっています。県内では流行入りの目安とされる定点医療機関当たりの患者報告数がまだ基準を超えていませんが、うがいや手洗いなど感染予防を徹底してほしいと呼びかけています。

サガテレビ
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