自分たちの住む地域で生産された食材について知ってもらおうと、岩手県二戸市で10月7日に地元の食材のみを使った給食が振舞われました。
二戸市では、地元産の食材のみを使った特別給食「オール二戸食材の日」を毎年実施しています。
7日は浄法寺小学校に生産者が訪れ給食に先立ち、地元の食材について学ぶ授業が行われました。
短角牛の生産者 漆原勝憲さん
「(牛が)エサを食べに来ないと、具合が悪いのかお腹いっぱいなのか、(様子を)見るようにしている」
授業では、短角牛の生産者が牛を育てる環境や健康管理について説明しました。
そして授業の後は、お待ちかねの給食の時間です。
給食に使われた22の食材は全て地元産で、短角牛のすき煮や野菜のあえ物など5品が提供されました。
児童たちは生産者との会話を楽しみながら、地元の食材を使った給食をおいしそうに頬張っていました。
給食を食べた生徒は「作ってくださった人たちの話を聞いて、もっとおいしく感じた」と話していました。
短角牛の生産者 漆原勝憲さん
「喜んで食べてくれたのは良かった。(児童から)素朴な質問をもらったのは、なかなかできない経験」
市では、毎月25日に地元の食材を使ったおかずを市内の小学校で提供する給食も実施していて、今後も地産地消の取り組みを続けていきたいとしています。
(岩手めんこいテレビ)