10月8日、宮城県加美町の田んぼや大豆畑でクマ3頭が目撃されました。3頭は一時畑にとどまり、警察や町などが今も警戒を続けています。

警察によりますと、8日午前11時半ごろ、加美町下新田の田んぼにクマ3頭がいるのを住民が目撃し、警察に通報しました。

目撃されたのは体長1メートルほどのクマが1頭、体長50センチほどのクマが2頭の合わせて3頭だったということです。

警察官が駆け付けた際、発見には至りませんでしたが、その後、加美町と警察でドローンを使って捜索したところ、大豆畑に潜む3頭のクマを確認したということです。

町と警察と猟友会が、爆竹を鳴らすなどして畑から追い払おうとしましたが、クマ3頭は一時、その場にとどまり続けたということです。

その後、午後6時時点でクマ3頭は大豆畑から200メートルほどの雑木林の中に移動したとみられ、警察などが確認を進めるとともに、付近住民に注意を呼びかけています。

人的被害は確認されていません。

現場は加美町と大崎市の境目で、関係機関が連携して対応にあたっています。

大崎市の職員
「親グマと小グマ2頭が出没した。加美町側にいるので、加美町の方にわなをかけてもらって対応している」

地元猟友会などで箱わなを設置する予定だということです。

仙台放送
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