非常に強い勢力で伊豆諸島に接近している特別警報級の台風22号。
8日朝の東京・八丈島の上空は、分厚い灰色の雲に覆われていました。

台風22号は、9日明け方から朝にかけて伊豆諸島に最接近。
関東沿岸部も暴風域に入る可能性があります。

中心付近の最大瞬間風速が70m/sと、猛烈な風が吹くおそれがある台風22号。

台風22号が接近している東京・八丈島の島民たちは、今日1日台風の備えに追われました。

ダイビングショップ:
今回はやばそう。(いつもの台風と)少し違いそう。(いつもはこんな頑丈にやらない?)やらないですね。

「スーパーあさぬま」では、食料品を買いだめする客でにぎわっていました。

パンや牛乳の棚は空っぽになっており、冷蔵食品も残りわずかとなっていました。

島民からは、「子どもがほしがるような乳製品はなくなるから主に(買う)。子どもが明日休校になるので、子どもが家で食べられるようなものを買いに来ている」「もう(家から)出ない。今回の台風は怖そうな感じ。用心しなくてはいけない」といった声が聞かれました。

このスーパーは、台風が最接近する9日の臨時休業を決めました。
さらに船の欠航などの影響で商品が届かず、10日から予定されていた特売セールも中止に。

スーパーあさぬま担当者:
被害がまだ判断つかないので、状況によって(休業が)長引く可能性もある。

強風に備え、八丈ビューホテルでは、窓ガラスが割れないよう車約8台でバリケードを作り、対策を講じていました。

八丈ビューホテル・宮代昌秀取締役支配人:
滞在中だった方は説得しながら本土にお帰りいただいたという状況。玄関が壊れることを前提に、全ての家具をあらかじめ午前中のうちに撤去し完了している。さみしいですね、この状況なので。

また島内にあるリゾートホテル「リードパークリゾート八丈島」では、9日に宿泊予定だった団体客100人ほどのキャンセルが相次ぎました。

そして、宿泊中の人には停電に備えてスマホの充電をすることを呼びかけていました。

気象庁は、自治体からの情報などを確認して早めに避難するなど、最大級の警戒を呼びかけています。