起訴状などによると、ベトナム国籍のホアンフーホアン被告とマイヴァンシー被告は、2024年5月に福島県南会津町の住宅に押し入り、60代の女性を縛りケガをさせた上、現金2万円とネックレスを奪ったなどとされている。
10月8日の初公判で、ホアン被告は身上を聞かれた際に大声で怒鳴り進行を妨げたとして、裁判長から退廷を命じられた。
その後、本人不在で行われた罪状認否では、ホアン被告の弁護人が「被害金額の一部に争いがある」などと起訴内容を一部否認した。
一方、マイ被告は、起訴内容を認めた。
冒頭陳述で、検察側は県をまたいで犯行を重ねていた常習性や計画性などを指摘。
一方、弁護側は2人が技能実習生として来日後、経済的に苦しい生活が続いていたなどと情状酌量を求めた。
裁判は10月9日も開かれる。