中国人の旅行客などに、売春させる目的で女性を派遣した罪で逮捕・起訴された風俗店店長の男が、女性を紹介したスカウトの男に違法に報酬を渡した疑いで再逮捕されました。
いわゆる”スカウトバック”はことし6月に改正された風営法で禁止され、大阪では初めての摘発です。

無店舗型風俗店「阪崎屋」は大阪府内のホテルなどで、中国人の男性3人に対し売春させる目的で女性を派遣した疑いで摘発され、店長の関博容疑者(32)らが逮捕・起訴されています。

警察が、働いていた女性に話しを聞いたところ、大阪市浪速区の無職・下森勇樹容疑者(39)と「SNSを通じて知り合い阪崎屋を紹介してもらった」などと証言したということです。

その後の捜査で警察は下森容疑者を「阪崎屋」が売春婦で働かせると知りながら20代の女性を紹介した疑いで逮捕。

さらに店長の関容疑者が下森容疑者に女性を紹介してもらう対価としてことし8月に現金約88万円を提供した疑いなどで再逮捕しました。

風俗店がスカウトに報酬を支払ういわゆる”スカウトバック”はことし6月に改正された風営法で禁止され、府内では初めての摘発だということです。

警察の調べに対し関容疑者は「弁護士と接見するまでは何もお話できません」と認否を留保し、下森容疑者は「店に女性を売春婦として紹介し、その見返りにスカウトバックをもらっていました」と容疑を認めています。

関西テレビ
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