滋賀県で開催されている国民スポーツ大会。
競技最終日の10月7日は、ローイング競技で鳥取県勢が大活躍、入賞ラッシュとなりました。
滋賀県大津市、県立琵琶湖漕艇場で行われたローイング。
少年男子シングルスカル決勝には、鳥取城北高校3年の岡本成世選手が出場しました。
2024年に優勝し連覇がかかるなか、スタート時にアクシデントが…。
鳥取城北高校3年・岡本成世選手:
「スタートちょっとミスしてしまって。風が横から吹いていて、ちょっとバランスを崩したんですけど」
それでも、2025年の夏には、世代別の日本代表にも選ばれた岡本選手。
プレッシャーや焦りに負けないのが自分の強みと、力強い漕ぎで挽回すると、2位に3秒差をつける圧巻のレース運びで、国スポ2連覇を果たしました。
鳥取城北高校3年・岡本成世選手:
「大学生でも競技を続ける予定なので、そこでも日本一を目指してがんばっていきたいです」
一方、成年男子ダブルスカル。
2024年のパリオリンピック代表、古田直輝選手と野口皓平選手のペア登場、6日の準決勝で優勝ペアに敗れ、5位から8位を決める順位決定戦に臨みました。
同年齢で学生時代から切磋琢磨してきた2人は、抜群のコンビネーション。
2024年のチャンピオンらしい力強いレース運びで相手を圧倒、2着に3秒差をつけて5位入賞です。
NTT東日本・古田直輝選手:
「野口君、米子市役所勤務で。練習環境が難しいなかでもしっかり最後までついてきてくれるのはやっぱり粘り強い選手だなと思いますし、日ごろの練習を粘り強くやっているんだろうなと思いながら。メンタルが強い選手だなと思っています」
米子市役所勤務・野口皓平選手:
「同い年で高校の時から自分の先を走っている。そういったなかで一緒に漕げるということがすごく自分にとっても良い影響、モチベーションになっている選手です」
このほか、少年女子シングルスカルでは、米子西高校の槙本唯選手が1年生ながら4位入賞。
鳥取県勢は、ローイングの6種目で8位以内に入り、入賞ラッシュとなりました。
滋賀県で開催された2025年の国民スポーツ大会は、7日で全競技が終了。
8日に彦根市で総合閉会式が行われ、10月25日からは、全国障がい者スポーツ大会「障スポ」が行われます。