鍛治屋明日香アナウンサー:
「いの町・本川にやってきました。とてもきょうは肌寒いんですがこじゃんとスポーツ初のトレッキング企画、私トレッキング初心者なのできょうは強力な助っ人の方にやってきていただきました。おはようございます!」

登山ガイド・三浦真紀さん:
「おはようございます。登山ガイドの三浦真紀です。よろしくお願いします」

登山歴約30年、山のスペシャリスト・三浦さんにガイドしてもらいます。

ここで、こじゃスポイントその1『地元の食材を楽しむべし!』

国道沿いにある本川直売所で土日限定で販売しているお弁当。本川じゃがいものにっころがしや山菜・コシアブラを混ぜ込んだおにぎりなど地元で採れた食材をふんだんに使っています。これを山頂でいただきます。

では、この日のプランです。本川直売所を車で出発し「西日本一の絶景」と呼ばれるいの町道瓶ヶ森線通称「UFOライン」を通り標高1830メートルの男山と1897メートルの女山からなる瓶ヶ森に登ります。

こじゃスポイントその2『登山口までの道も楽しむべし!』

まずは登山口を目指しドライブ。すると自転車が。

鍛治屋アナ:「こんにちは!きょうは旅行ですか?」
エリックさん:「旅行です、まだ朝ですけど結構疲れてます」
鍛治屋アナ:「どこの国から?」
エリック:「ハンガリーです」

エリックさん、驚くことに広島から高知まで自転車でやってきました。

エリックさん:
「石鎚山を登るつもり。四万十川の方に向かってるので楽しみ」

お弁当を買った直売所から車で30分ほど走ると、石鎚山系の山々を見渡すことができる町道瓶ヶ森線、通称・「UFOライン」に到着。この日はかすみがかっていましたが晴れている時には、南に土佐湾を望むことができるそうです。

鍛治屋アナ:「これだけ山が高知県多いんだっていうのが分かりますね」
三浦さん:「登っても登ってもまだ未踏峰があります」

UFOラインを走ることさらに20分、ついに登山口へ到着。まずは手前の男山から山頂を目指し、となりの女山の山頂を目指します。

上りは心肺機能に強い負荷がかかるため、「ゆっくり歩くこと」が大切。歩幅は大きくなりすぎないよう気を付け、また足を高く上げすぎず、足裏全体に圧力をかけて着地することで足にかかる負荷を軽減できます。

鍛治屋アナ:
「事前にキャラメルなどお菓子を持ってくるよう言ってたのはなぜ?」

三浦さん:
「坂道上がるだけでエネルギー消費する。ばててしまう。エネルギーをちょこちょこ補給する。好きなものだと疲れてても入る」

山を登るのは平地を歩く33倍のエネルギーを使うといいます。歩きながら食べられるキャラメルやせんべい、ナッツなどを持っていきましょう。ここで現れたのがゴツゴツした岩。

三浦さん:「ちょっとしたボルダリングですね岩場は」
鍛治屋アナ:「ふくらはぎからふとももまですごい力入ってます」
三浦さん:「全体のまだ5%ぐらいですよ」

ここで意外な出会いが。

エリックさん:「やっぱりまた会えました。予想通り」

UFOラインで遭遇したハンガリー人のエリックさん、石鎚山に登るはずでは…

三浦さん:
「きょう瓶ヶ森も登ることにしたんですか?」

エリックさん:
「いい時間に着いたし登ろうと思って。そんなに高く見えなかった」

エリックさん健脚!

三浦さん:
「登山は大腿四頭筋を一番使うんですよ。自転車も共通するのでエリックは強い」

撮影しながら歩くこと約50分、ロープを使って登る男山の難関が。約5メートルにおよぶ岩場です。急な岩場にはロープが設置されていることもありますが…

三浦さん:
「(ロープを)両手で持つとバランスを崩して体が振られて頭を石で打つこともあるので片手で持つのをすすめる。もう片方は岩場に置く。もしくは基本岩で持つものがない所だけロープをつかむ。ロープに頼りきらない」

岩場では爪先を岩の割れ目に入れ込むなどして爪先を使うのがコツです。

鍛治屋アナ:
「ロープ頼らなくても岩をしっかりおさえていけば簡単に登れました」

三浦さん:
「ロープがあるから持たなきゃって思わなくていい。持たずにいけるならそれが一番いい」

難所を越え、いよいよ!

鍛冶屋アナ:
「男山経由、女山って書いてますね。もう山頂近いかもしれない」

最初の目的地・男山山頂を目の前にしたところでまたあの人が。

三浦さん:「エリック往復したの?女山まで」
エリックさん:「はい、もちろんです。撮影もたくさんしました」

Q上の景色はどう?
エリックさん:
「きれいですね。雲の動き今もきれいですから撮影は完璧だと思います」

男山だけでなくおとなり女山の山頂まで到達して帰ってきたエリックさん。我々も早く頂上の景色!といきたいところですが、今回はここまで。

次回は男山の頂上に、そしておとなり女山の山頂でお弁当もいただきました。さらに、登山のレジェンドにも遭遇しました。

高知さんさんテレビ
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