那覇軍港の浦添西海岸への移設計画に関する環境影響評価の方法書を巡り、軍港として供用された後の影響についても沖縄防衛局に記載させるよう市民団体が沖縄県に要請しました。
那覇軍港の浦添西海岸への移設を巡り、沖縄防衛局は埋め立てに関する環境影響評価の方法書を公開しましたが、環境の専門家などは軍港として使用するにあたっての影響についても示すべきだと指摘しています。
7日、県庁を訪れた市民団体のメンバーは軍港として供用された後の影響についても沖縄防衛局に記載を求めるよう県に申し入れました。
浦添西海岸の未来を考える会 亀山統一さん：
県民は、県内の米軍基地からの環境汚染に繰り返し苦しめられてきました。浦添の移設先で供用されたときにはどのような影響が出るのか、そこから予測を立てて、環境影響を回避することに責任がある
要請に対し県の担当者は「施設が完成した後の運用に関する影響については、方法書の記載対象とはなっていない」と回答しました。
