県内でも「マツタケ」の本格的な販売が始まった。猛暑の影響で入荷は遅れたが、2025年も香り・味ともに上々で最高のシーズンを迎えている。
秋の味覚の王様「マツタケ」。
今年もずらりと並んだ。
県内有数のマツタケの産地・高畠町の「フレッシュマートたねや」には、7日朝から、マツタケを買い求める客が県の内外から訪れていた。
猛暑の影響でキノコ類の収穫が平年より2週間ほど遅れたというが、9月の雨で土に十分な養分が行き渡りマツタケも香り・味とも上々の出来だという。
(フレッシュマートたねや・佐藤守重店長)
「秋の彼岸すぎから気温も落ち着き、今のところは良い感じで推移している」
この店では9月末から、高畠産のマツタケの販売を始め、ここ数日は仕入れも安定してきたという。
また10月に入り、手ごろな値段でマツタケの味を楽しむことができると人気の「マツタケご飯」の販売も始まった。
(米沢市から)
「この店は新鮮ですからね。毎年楽しみにして来ている」
(福島から)
「12~13年、この店に通っている。毎年楽しみで身内に配っている」
マツタケが育つには昼と夜の寒暖差が重要。
適温は最低気温10℃前後、最高気温20℃前後と、まさにこれからがベストシーズン。
(フレッシュマートたねや・佐藤守重店長)
「10月の前半に雨も降ったので、気温が少し下がってくれれば、キノコがすごく出てくるのではないかと期待している」
2025年は収穫が遅れた分、11月上旬まで入荷が続く見通し。