愛媛県の松山地方の秋祭りは7日、多くの地域が最終日です。三津厳島神社では松山で最も早い「暁の宮出し」が行われ、4体のみこしによる「かき棒」のぶつけあいで祭りムードが高まりました。

三津地域に伝わる伝統芸能「虎舞」を披露。今年も三津厳島神社で「暁の宮出し」の始まりを告げます。「中秋の名月」が秋夜を照らすなか、神社の周辺には多くの人が詰めかけました。

日野克寿デスク:
「深夜1時です。大勢のかき手たちが一気に神輿のもとへと走っていきます」

かき手たちによって担ぎ出されたのは三津と古三津のあわせて4体のみこし。境内に集結しかき比べが披露されたあと、名物の鉢合わせが始まりました。

三津厳島神社の鉢合わせは、みこしの「かき棒」のぶつけ合い。激しくぶつかるほどご利益があるとされ、かき手たちは体制を整えながら力強く突き合わせていました。

息子を抱いたかき手の男性:
「すごい(鉢合わせの)1回1回が長くてしんどかったけど、お客さんも見応えがあったんじゃないですかね。やってるほうも楽しかった。息子です。いつか大きくなったら一緒にできたらなと思う」

かき手が家族の女性:
「迫力が年々増しているように見えて楽しませてもらった。秋の訪れを感じつつ、余韻に浸りながら過ごしたい」

今年は古三津の神輿1体が38年ぶりに新調され、伝統の祭りに新たな歴史をつなぎました。

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テレビ愛媛
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