全国ニュースでもお伝えしているように、4日行われた自民党総裁選で高市早苗さんが新たな総裁に選ばれました。
女性初の総理大臣の可能性もある中、この結果を鹿児島県民はどう受け止めたのでしょうか。
「高市早苗君をもって当選者と決しました」
4日行われた石破総裁の後任を決める自民党総裁選。
小泉さんとの決選投票を制し、高市早苗さんが選ばれました。
自民党・高市早苗総裁
「働いて働いて働いて働いて、働いて、まいります」
自民党では初の女性総裁、保守派の論客としても知られる高市さんの選出を県民はどのように受け止めているのでしょうか。
Q.高市さんが総裁と決まった時どう感じた?
70代
「とてもうれしかった。本当に『日本』という言葉を出していてすごく感銘を受けて応援していた」
80代
「保守色、これが強いと、今の世界情勢から見て、ますます軍事的な面でも危機になっていくのではという気もしている」
店舗の経営者からはこんな注文がー
服飾店 60代
「お金の使い方を明確にしてほしい。無駄なものを省いて、外交的なものもあると思うが、そこはしっかりと自分の国を第一に考えて、国民が安心して豊かに暮らせるにはどうしたらいいか考えてほしい」
Q.高市さんに物価や景気でやってほしいことは?
飲食店 40代
「一番はお米が(値段的に)優しくなれば。消費税も下がってくれたらもっと(お客に)還元できると思う」
鹿児島県薩摩川内市東郷町の米農家、森園優樹さん。
資材高騰や令和の米騒動に揺れたこの数年を振り返り、新総裁には農家と消費者、双方の立場で政策を実行して欲しいと話します。
コメ農家・森園優樹さん
「(農家が)経営できる値段、お客様も手を出しやすい値段、そこのバランスを考えてほしい」
大雨や新燃岳の噴火などで苦しむ、鹿児島県霧島市の観光関係者は国を挙げての誘客策に期待します。
霧島市観光協会・徳重克彦会長
「地方にも早くいろんな整備をしてもらって、観光客や宿泊客が来るような環境を作ってほしい」
一方、離島の種子島では高いガソリン価格や地場産業の育成に期待する声が聞かれました。
80代
「物価が安くなってもらえたら助かる。ガソリンとか高いから、島は」
60代
「(種子島は)若い人が出て行ってしまうので地場産業、地元の産業が育てばいいと思う」
そして、鹿児島の拉致被害者家族、市川健一さんは「拉致問題の解決に向けてアメリカのトランプ大統領の協力も得ながら、日朝首脳会談を実現するため熱意を持って取り組んでほしい」と、コメントしました。
今回、初の女性総裁が誕生したわけですが、鹿児島県関連の国会議員は誰に投票したのか、こちらにまとめました。
宮路さんと三反園さんは1回目、2回目ともに小泉さんに投票したということです。
一方で森山さんと野村さんは投票先を明らかにしませんでした。
また、党員票に関しては、県内では小泉さんが4726票と最も多く、決選投票での1票は小泉さんに投じられたことになります。
祖父が南さつま出身など、鹿児島県にゆかりのある小泉さんに期待する声が高かったようです。