航空自衛隊のジェット練習機が6日、鹿児島空港でタッチアンドゴー訓練を行いました。
一般の旅客機離着陸の合間を縫って行われた初めての訓練で、周囲への目立った影響は確認されていません。
林佳伸記者
「午前11時半前の鹿児島空港です。奥には、航空自衛隊のジェット練習機が見えてきました。まもなく、タッチアンドゴー訓練が行われようとしています」
午前11時半ごろの鹿児島空港です。
宮崎県の航空自衛隊新田原基地を離陸したTー4中等練習機が上空を一度旋回した後、空港の南側から滑走路に進入します。
滑走路に着陸した後すぐに離陸する、タッチアンドゴーの訓練です。
別の角度からのカメラで見てみるとー
爆音をとどろかせながら飛び去っていきました。
Tー4を見た人
Q.戦闘機の音は民間機と違いますか?
「違いました。子どもが言うようなことだけどゴーと言う音が全然違います」
Tー4による鹿児島空港でのタッチアンドゴーの訓練はこれが初めてで、今回は1回のみ行われました。
訓練の理由について航空自衛隊は「安全保障環境を踏まえた実効的な対応や災害発生に備え、空港で安全に離着陸できるようにするため」としています。
Tー4を巡っては2025年5月、愛知県でパイロット2人が死亡する墜落事故がありました。
墜落の原因についてはまだ分かっていません。
6日の訓練では一般の旅客機や周辺への目立った影響はなかったということです。
今後の訓練の予定について自衛隊は「きょうの結果を踏まえ検討したい」としています。