サッカーJ1、ファジアーノ岡山の本拠地となる新しいスタジアムの整備を求めた署名活動についてです。10月6日、岡山県の伊原木知事に約50万人分の署名が提出されました。
提出されたのはサポーター団体などでつくる新スタジアムの整備を推進する会が集めた署名50万2916人分です。会の代表を務める岡山大学の那須保友学長や経済団体の代表など約20人が県庁を訪れ、要望書とともに署名を提出しました。
岡山県が運営する「JFE晴れの国スタジアム」を巡っては、J1ファジアーノ岡山の2025シーズンの全てのホームゲームでほぼ満席となり、観戦したくてもできない人が多いことからサポーターらが2025年6月から署名活動を行っていました。
推進する会によりますと、Jリーグチームのスタジアムの新設を求める署名では全国最多の賛同数ということです。また、賛同者の約4分の3が県内在住でした。
署名を受け取った伊原木知事は整備するかどうか検討することに対し前向きな考えを示しました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「多くの人の思いが詰まった署名だと実感。多くの人が応援していることが可視化され、ずいぶん景色が変わってくる」
(新スタジアムの整備を推進する会 那須保友代表)
「民意の可視化を知事が受け取ったことが 大きな一歩となった」
署名は6日、県議会にも提出され、今後、特別委員会で議論が進められます。