福岡生まれの豚骨ラーメンの代表格「一風堂」が、塩ラーメンを開発。
その理由を取材しました。
5日、福岡県宗像市の「道の駅むなかた」にこの日限定で出店した「一風堂」のキッチンカー。
一風堂といえば福岡で誕生し、いまや世界も含めて約300店舗を展開する豚骨ラーメン界を引っ張る存在です。
そんな「一風堂」が考案したのが…。
「お待たせしました。甘夏香る塩ラーメンです!」
今回、一風堂が開発したのは豚骨ラーメンではなく、なんと「塩ラーメン」!
宗像市で食品開発などを行う地元企業「鷹羽屋」や宗像市役所などと協力し、宗像の食材にとことんこだわって完成しました。
◆一風堂 桑野洋さん
「地方創生プロジェクトを進めていて、宗像市の名産の甘夏を使用したラーメンをという課題をもらいました。塩ラーメンの中に甘夏の甘みや香り、苦みを入れることによってより奥深い塩ラーメンを開発しました」
「むなかた鶏」のガラから取ったダシと宗像・大島の塩を使った特製スープにもっちりとしたちぢれ麺を使用。
そして大島の名産である甘夏をトッピングしさっぱりとした味わいに仕上がっています。
◆記者リポート
「いただきます!むなかた鶏の旨みとほどよい塩味、そして甘夏がアクセントになっていて食べやすくておいしいです」
豚骨ラーメン発祥の福岡の地で、地元の食材にこだわり誕生した塩ラーメン。
300杯限定ということもあり開店と同時に多くの客が集まりました。
◆客
「甘夏が香っておいしいです!」
◆客
「ちぢれ麺はあんまり慣れてないですけどきちんとスープと絡んでいて、それがすごくおいしいなと思います」
「甘夏香る塩ラーメン」は今後クラウドファンディングを募って、冷凍の袋麺として商品化を目指すということです。