メジャーリーグではロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が気迫のこもったピッチングでした。

地区シリーズ初戦に臨み、1番投手兼指名打者の“二刀流”で出場。
ポストシーズン初登板で、初勝利をあげました。

真っ赤に染まる敵地で、初めてポストシーズンのマウンドに上がった大谷選手。

2回、強力フィリーズ打線に捕まり、ランナー1・2塁のピンチを背負いました。

続く6番・リアルミュート選手に右中間を破るタイムリースリーベースを打たれ、2失点。
このあとさらに1点を失いました。

しかしその後は持ち直し、追加点は許しませんでした。
ホームラン王のシュワーバー選手から、2打席連続三振を奪うなど6回3失点9奪三振と好投。

1点ビハインドでマウンドを降りました。
そして直後の7回、ランナー1・2塁で大谷選手は打席へ。

ホームランが出れば逆転と言う場面、ファウルで1ボール2ストライクと追い込まれると、見逃し三振に倒れ、フィリーズファンは大盛り上がり。

それでも、チャンスは続き、テオスカー・ヘルナンデス選手が逆転の3ランホームラン。
この一発で大谷選手の負けが消え、勝利投手の権利が舞い込んできました。

大谷選手もベンチから飛び出し、ヘルナンデス選手をお出迎え。
ドジャースは9回、佐々木朗希投手(23)がマウンドへ。

自身初となるセーブ機会での登板で、先頭バッターを三振に抑えました。

このあとランナーを許しますが、最後はファウルフライに打ち取り、佐々木投手が日米通じて初セーブ。
大谷選手は初勝利を挙げました。

日本選手2人がポストシーズンの同じ試合で先発投手として勝利し、セーブをあげたのは史上初となります。

大谷選手は投打、二刀流出場について試合後に改めて語りました。

大谷翔平選手(31):
それ(二刀流)が自分の色であり自分の強みだと思っているので、どちらでもチームにとってプラスになるのであれば、それは自分にしかできない役割だと思うのでそれをこなしていくのが今の仕事だと思っています。

フジテレビ
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報道スポーツ部
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