バレーボール・日本代表の髙橋藍(24)が所属する日本王者サントリーは、10月7日(火)と8日(水)に世界最高峰のリーグ・イタリア・セリエAのペルージャと激突する。

ペルージャには、同じく日本代表の石川祐希(29)が所属。2大エースの国内初対決はもちろん、世界トップの実力を持つ、チームメートにも注目だ。

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石川と髙橋が楽しみにしているのは、「セッター対決」。

日本王者サントリーは、今シーズンからチームに加入したパリ五輪日本代表の国内ナンバーワンセッター・関田誠大(31)。

髙橋は関田について、「関田選手が世界でNo.1のセッターだと思っているので、そこを上げるの?とか、相手のブロックが無かったり一枚だけど絞りきれてなかったりする」と評価する。

コート全体を操る巧みなトス回しに加えて、時には相手の意表をつく状況判断。ボールは、その手に触れると命が吹き込まれる。

関田は「僕は高さという部分では劣るので、それを技術で勝っていくというのがスタイルだと思う」と話す。

対する、欧州王者ペルージャのセッターは、今、世界ナンバーワンセッターと言われるシモーネ・ジャネッリ(29)。知らない方は絶対に覚えておいてください!

技術の関田と高さのジャネッリ

2人の大きな違いについて関田は、「僕は技術で、ジャネッリが高さ」と話す。

関田は175㎝なのに対し、ジャネッリは、世界を見ても数少ない2メートルセッター。この長身のメリットを、チームメートの石川はこう話します。

「10㎝〜20㎝ 上からトスが上がっているので、その分の時間がなくなる分、やっぱり速いと思いますし、自分たちにメリットというよりも、相手からしたら嫌かなと思います」

高さのあるトスは、最短でアタッカーの手に届くため、相手ブロックの対応が遅れる。

さらに、この長身をいかし、2アタックで得点を奪ったり、ワンハンドトスをするなど、抜群のテクニックを持っている。

そして、長身を活かしてブロックでも得点が取れる攻撃的セッター。関田はジャネッリについて「全員を上手く使う選手だと思うので、見ていて勉強にはなりますね」と話す。

至極のセッター対決にも、注目だ。

サントリーとペルージャが激突するワールドチャレンジシリーズは10月7日(火)と10月8日(水)の2日にわたって、有明アリーナ(東京都江東区)にて開催される。

(10月3日「すぽると!」より)

日本王者サントリー vs欧州王者ペルージャ
10月7日(火)夜6時50分~ フジテレビ系列地上波・TVer生中継
10月8日(水)夜7時~ FOD・CSフジテレビONE 生中継