岩手県内は10月3日、日中は気温が上がりましたが、朝は放射冷却で涼しい朝になりました。
この冷え込みによって遠野市の展望台からは幻想的な雲海が見られました。
3日午前6時ごろ、太陽が山の尾根から顔を出すと、オレンジ色の光が雲海を照らしていきます。
時間とともに表情を変える雲海は、まるで太陽に向かって波打つ大海原のようです。
雲海が発生するには気象条件が重要で、昼と夜の気温差が大きいこと、風が弱いことなど条件が揃わないと見ることができません。
3日朝は高気圧に覆われて放射冷却がきき、遠野の最低気温は10.6℃と涼しい朝になりました。
青森県から訪れた人は「感動するくらいきれいで来てよかった」と話していました。
市の観光協会によりますと、雲海は11月上旬まで楽しめるということです。