カメラが捉えた万引きの瞬間。執念の逮捕劇です。
東京・江東区の無人古着販売店に現れた1人の男。
Tシャツ5枚をひとつかみにしバックに入れると、レジを通さず外へ出ようとします。
するとその時、飛び出したのは店のオーナー。
店のオーナー:
ぜってー逃がさねえぞ!って。
この店では2024年の夏、男にTシャツ1枚を盗まれる窃盗の被害に遭っていました。
それから約1年後の9月26日、男がTシャツ3枚を手に逃走。
その2日後にはTシャツ4枚、翌日には系列店で4枚を盗み、この時点でTシャツ12枚、合わせて8万円以上の被害が出ていました。
一連の犯行が同じ男によるものとみて店側が警戒していたところ、9月30日、男が店に現れたのです。
日を追うごとに盗む量を増やし、今度は5枚。
この行動を予想していたのが、奥の部屋に潜んでいた店のオーナー。
一部始終を防犯カメラ越しに見ていました。
そして、男が店を出たその時でした、部屋から飛び出したオーナー。
店のオーナー:
肩つかまえて、お金払ってないよねっていう話をして。
すると男は「ああ…払っていません…」と認め、オーナーが「とったものどうしたの?」と聞くと「転売しました…」と答えたといいます。
さらに、「売りさばいたものどうしてくれる?」との問いに、男は「弁償します…」と話したといいます。
男はその後、駆け付けた警察に引き渡されました。
店のオーナー:
一応ほっとした。商品は戻ってこないので、ムカつきは収まらない。
逮捕された50代の男は、警察の調べに対し容疑を認めていて、「“ギャンブル依存症”でお金がなく、生活費とギャンブル代を稼ぐため」などと話しているということです。