札幌市は10月3日、市民の健康増進を目的とした「札幌健康アプリ」の愛称が「アルカサル」に決定したと発表しました。
最優秀賞に選ばれた「アルカサル」は、縄乃々香さん(12)が考案したもので、北海道弁の「歩かさる」(勝手に歩いてしまう)から着想を得たということです。
愛称は5月1日から6月30日まで募集され、その後9月8日から19日にかけてオンライン投票による二次選考を実施。486票の中から、「アルカサル」が122票(25.1%)を獲得し、最優秀賞に輝きました。
縄さんは愛称に込めた思いとして、「このアプリを使ったら、気づいたら歩いてたね!という会話が生まれるようなイメージで考えました」とコメントしています。
優秀賞には、「さぽっと(sapotto)」(82票、16.9%)と、「Sapo+(サポプラス)」(64票、13.2%)の2案が選ばれました。
札幌市は、最優秀賞に選ばれた「アルカサル」を、市民がアプリに親しみを感じ、健康づくりに積極的に活用してもらえるよう、今後のプロモーションで広く活用していく方針です。
「札幌健康アプリ」は、札幌市の「敬老パス」事業費削減を目的とした上限額引き下げの中で、高齢者向け健康対策として示されたものです。
ウォーキングなどでポイントがたまる仕組みですが、一部の高齢者からは「企業などがやるならわかるが、行政がやるのは邪道だ」などと、市の方針に反発する声も上がっていました。