北海道釧路湿原周辺のメガソーラー問題をめぐり、登山家の野口健さんらが釧路を訪れ、建設予定地などを視察した。
野口さんらが釧路訪問 市長と意見交換も
「文科省は原状復帰もと言っていますが不可能ってことですよね?」(登山家 野口健さん)
「不可能です。6000年かけて(湿原は)できてますから」(釧路市議)
釧路湿原周辺のメガソーラー予定地を訪れたのは、世界的な登山家の野口健さんとタレントのつるの剛士さん。

”自分事”として考えていきたい
今回の訪問は、釧路湿原周辺でのメガソーラー建設をめぐり、オジロワシの治療などをする猛禽類医学研究所、齊藤慶輔代表のSNSの投稿をきっかけに実現。
自然保護の立場で建設に反対する野口さんらは、齊藤代表や地元の市議会議員から条例や周辺地域の現状などの説明を受けた。
「国が法整備をしなかったしわ寄せが地方に回っている。北海道として訴えるこれは国へのプレッシャーになると思う。日本は厳しいルールができる前に突っ走っちゃったと思う」(登山家 野口さん)
「こういう問題が起きているとたくさんの方に知ってもらわなきゃいけないし、”自分事”として(考えていきたい)」(タレント つるのさん)

その後、釧路市役所で鶴間市長と意見交換をした。
「釧路湿原のメガソーラー問題を救えなかったら日本中どこでも救えないんじゃないか」(登山家 野口さん)
