7月にガス漏えい事故が起きた福岡県大牟田市の三井化学の工場で、3日午前、再びガス漏れがありました。

消防によりますと3日午前9時半ごろ、大牟田市浅牟田町の三井化学大牟田工場で「ガスが漏れている」と工場の関係者から通報がありました。

工場内の検知器が作動しましたが、消防が駆けつけるとガス漏れは止まっていたということです。

けが人はおらず、敷地の外への影響はないということです。

三井化学によりますと漏れ出したのは塩素系のガスで、漏えいが起きたプラントは稼働を停止しました。

この工場では7月にも腐食した配管から塩素系ガスが敷地外に漏れ出し、体調不良を訴えた周辺の住民など延べ234人が医療機関を受診する事態となりました。

その後も9月に再稼働の準備中、塩素系のガスや液体が漏えいしています。

三井化学は今回のガス漏れの原因は確認中としていて「地域の皆様にご心配をおかけしないように努めてまいりたい」とコメントしています。

テレビ西日本
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