既婚者である男性職員との“ホテル密会”問題で揺れる、群馬県前橋市の小川晶市長(42)。
10月2日、市議に対して2度目の説明を行いました。

市議への説明を終えた後、報道陣の前に姿を現すと、司会者から「質問は受け付けない」と説明があった上で、こう述べました。

前橋市 小川晶市長:
各会派からは大変厳しいご意見いただきましたので、自分の中でしっかりと受け止めたいというふうに思っております。
市民の皆さんから直接、厳しい声もすべて受け止めて、その上での判断をさせていただきたいというふうに思っております。

報道陣をシャットアウトして行われた約2時間の説明会。
一体何が語られたのか、出席した市議に話を聞いてみると…。

小渕一明 市議:
当該職員との関係もですね「10-0で私のせいです。責任です」という形でおっしゃられました。前回の説明会よりは本当にね、より詳しい内容を時系列的にやってもらいました。
説明会で、男性職員とその家族に対しては、「今後代理人を通して、誠意を持って対応していきたい」と話していた小川市長。

参加した前橋市議:
時折涙を見せながら話し、質疑応答の際は冷静な感じだった。

さらに、説明会に参加した市議によると、冒頭に報道陣が撮影を終えて会場を出た後、当該職員側の代理弁護士が入ってきて、参加を聞かされていなかった市議らからは、「何で事前に説明がないのか、あり得ない」と困惑した声も。

男性職員についての質問には代理人弁護士が答え、職員の声明文を発表したといいます。
“降格”については否定…10年以上支援してきた支援者は
男性職員の異動について、「降格処分が行われたという間違った報道がされているが、事実ではない。希望降任制度に基づいた異動」だと強調した小川市長。

自身の進退については…。
前橋市 小川晶市長:
市民の皆様の声を受け止めながら、また、支援者や弁護士にも相談する時間をいただきたいというふうにお伝えさせていただきました。
しっかり考えた上で、判断をしたいというふうに思っております。

今回の問題に対する前橋市民の反応は、「目くじら立てるほどじゃない、誰だって人間たたけばほこりが出る」という人がいる一方で、「説明責任を果たせないなら続投は厳しい」という意見も。
「サン!シャイン」は、小川市長を10年以上支援してきた人を取材しました。

小川市長の支援者:
小川市長は、計算して行動するタイプじゃないので、何も考えずにホテルに行ってしまったと思います。誰からも疑われる行動を取ったのが、そもそもの間違いだったと思っています

市政への影響はいまだに大きく、市長に関する苦情や抗議の電話は、10月2日午後5時15分時点で5792件あったといいます。
混乱が続く前橋市議会、騒動はいつ収束するのでしょうか?
(「サン!シャイン」 10月3日放送より)