こどもたちの美味しそうな表情が溢れた。福島県大玉村の幼稚園で10月2日から始まった弁当給食。保護者の負担軽減へ要望に応えた。
元気いっぱいの子どもたち。大玉村にある玉井(たまのい)幼稚園。お昼の時間、運ばれてきたのが…。「落とさないようにそ~っと持って行ってね」と先生。お弁当だ!
大玉村・教育総務課の辻本友也主任主事は「近年、子育て世代は共働きの夫婦が多くて、朝お弁当作る時間がなかなか作れないといった部分でご要望いただいておりました」と話す。
大玉村にある公立の幼稚園で始まった弁当給食。これまでは各家庭で持ってきていた弁当だが、これからは村が契約を結んだ事業者に発注をして提供する。物価高騰の経済的な支援として、村が弁当の費用を半額補助。さらに弁当給食を希望しない場合には、村が同額の補助金を出す。(※1人当たり月に約2500円)
初めての弁当給食、お味はいかが?「美味しい、全部美味しい」「美味しい」どんなところが?「ごはんが美味しい」「餃子美味しい、餃子おいしい」と子どもたちに好評のようだ。
大玉村・教育総務課の辻本さんは「(みんなで)同じ弁当を食べるということで、好き嫌いがなくなったり食べ残しがなくなったり、すくすくとのびやかに子どもが育ってくれれば」と話していた。
大玉村では、来年度以降も弁当給食を続ける方針だ。