実りの秋です。
今年度で閉校する日向市の坪谷小学校で、地域住民の協力で育ったカラフルなもち米の稲刈りが行われました。

坪谷小での稲刈りは今年が最後です。
坪谷小学校では、働くことの大切さなどを児童に学んでもらおうと、18年前から毎年、地元のコメ農家・寺原正さんの協力で、稲穂が鮮やかな5種類の古代米を栽培しています。

8月には稲穂が赤や黒などに美しく染まり、観賞用として一部を収穫しました。
しかし先月降った大雨の影響で倒れてしまい、寺原さんが稲の向きを変え乾燥させてから、10月2日に稲刈りを行いました。

収穫には全校児童の6年生2人をはじめ、地元の人たちも手伝いで参加。
鎌を使った昔ながらの作業で稲刈りをしました。

(坪谷小学校6年 山口創大さん)
「仕事が忙しいのに来てくださった方とかもいるから、応援してくれている感覚になりました」

(坪谷小学校6年 水野大珠さん)
「(寺原さんが)稲を一生懸命育ててくれて、一生懸命考えてくれたので、僕は正さんにありがとうございますと伝えたい」

(米農家 寺原正さん)
「さみしいです。正直言ってですね。(2人が)素直に育ってもらいたいと思います」

収穫したもち米は、12月に児童と地域住民が一緒に餅つきをするということです。

テレビ宮崎
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