10月31日のハロウィーンを前に、東京・渋谷区の長谷部区長が2025年の対策を発表。
テーマは「禁止だよ!迷惑ハロウィーン」です。

渋谷区・長谷部健区長:
キーワードは「迷惑ハロウィーン禁止」という言葉。我々はハロウィーン自体を否定している訳ではない。“良いハロウィーン”と“良くないハロウィーン”をしっかり分けて訴えていくことが大切。

2025年のハロウィーン当日は金曜日にあたり、多くの人出が予想されます。

それを踏まえ渋谷区は、10月31日の夜から11月1日朝にかけて、渋谷駅周辺10カ所に警備員125人を配置。

区の職員も延べ90人を動員して、マナー啓発活動を行うということです。

また渋谷駅前のシンボル「ハチ公像」には、10月30日から11月1日にかけて像の保護と人の流れの整理のため仮囲いを設置するとしています。

渋谷駅周辺では、2024年10月から夜間の路上飲酒が年間を通じて禁止となっています。

しかし2025年7月に取材した際には、ビルの敷地を夜中に占拠し、酒を飲む人の姿が見られました。

さらにコンビニの前にも多くの外国人が集まり、堂々とワインなどを飲んでいました。

ハロウィーン当日も夜間の路上飲酒は禁止。

区は駅周辺の酒類販売業者に対して酒の販売自粛を要請するとしていますが、外国人への周知も大きな課題の1つです。

「イット!」は2日、渋谷駅周辺での夜間の路上飲酒禁止について、渋谷を訪れていた外国人に聞いてみると「知らなかった。看板とかがあると良い」「知っている」「TikTokで見た。SNSで広めるのが良いと思う」「一番大事なのは、みんなが渡航前にその国で何が許されて何が許されないことなのか確認することだと思う」などと話してくれました。

長谷部区長は2日の会見で、2024年よりも外国人への呼びかけに力を入れる考えを示しました。

渋谷区・長谷部健区長:
街に貼られるフラッグ、放送の英語・韓国語・中国語を中心に日本語とやっていく。去年の仮装の状況がかなり外国人が大半を占めていたので、そういった方向にシフトした。

今後、ハロウィーン当日までに訪日外国人向けに英語・中国語・韓国語などで注意喚起をする他、海外メディアにも協力を呼びかけるなどして対策を講じるということです。

長谷部区長は「迷惑ハロウィーンをする方は来ないでほしい」と重ねて呼びかけています。

フジテレビ
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社会部
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