10月11日に開催される「のべおか天下一薪能」を前に、宮崎県延岡市の博物館では、県の有形文化財に指定されている貴重な能面などが公開されています。
延岡城・内藤記念博物館では、延岡藩を治めていた内藤家から寄贈された能面のうち、県の有形文化財に指定されている能面8面を特別公開しています。
面は室町時代から江戸時代中期に作られたもので、中には「天下一」の焼き印が押された面もあります。
また、今年の薪能の演目で使われる予定の「小面」や「鼻瘤悪尉」も展示されています。
このほか、牧野家から内藤家へ能面などを引き渡すことを記した文書もあり、歴代の藩主が能の道具を大切に残してきたことが伺えます。
(見学した中学生)
「(能面は)細かいところまであって、すごいなと思いました。延岡でもそんなものが残っていて、誇りに思います」
内藤家旧蔵の能面は今月19日まで公開されています。
(10月6日、14日は休館日)